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アメリカでおむつかぶれになったらどうする?【薬剤師が解説】

どんなに丁寧におむつ替えをしていても、ある日突然なってしまう子供のおむつかぶれ

赤くて痒そうだし、早く治してあげたいですよね。

  • そもそもおむつかぶれ、どうケアしてあげればいいの?
  • 病院に受診するのはどんな症状になってからなの?
  • アメリカで売っている市販薬、日本の薬と何か違うの?

このような疑問をお持ちの方はぜひこの記事を読んで見てください。

当記事では管理者がいずれかの医薬品の利用を積極的に推奨しているわけではありません。
免責事項及び健康についての注意事項はこちらをご覧ください。

目次

おむつかぶれの原因は?

まず把握しておきたいのがそおむつかぶれの原因。

おむつかぶれは赤ちゃんのおしっこやうんち、おむつ自身の摩擦、湿度などが刺激因子が原因となり肌荒れに繋がっている場合が多いです。特に低月齢の赤ちゃんはうんちが緩いので、おしり周りが湿っぽくなりやすいのも影響しています。

またそれだけではなく、稀に、うんちの中にいる真菌(カンジタ菌)が悪さをしている場合もあります。

薬剤師ママ

この場合は市販薬では治癒しにくいので病院受診を勧められます

どのように対応すればいいの?

米国皮膚科学会(AAD)がおむつかぶれの対応を解説した動画があります。

この動画の中では
皮膚をできるだけ乾燥させて清潔な状態に保つことが最善の方法であると述べられています。

米国皮膚科学会によるおむつかぶれの対処方法

要約すると

  1. おむつはできるだけこまめに交換しましょう
  2. おしりは水と柔らかな布または乳幼児用ウェットティッシュを使いましょう。アルコールや香料を含まない物が好ましいです。ひどい炎症がある場合は、水で優しく洗浄し空気乾燥してあげましょう。
  3. できるだけおむつを外して過ごさせてあげましょう
  4. ひどいおむつかぶれには、酸化亜鉛を含むクリームを厚めに塗ってあげましょう。
  5. 真菌感染などが見られる場合は主治医や皮膚科専門医を受診しましょう
薬剤師ママ

英語の動画ではありますが、とてもわかりやすいですよ

日本で使われるお薬

日本で赤ちゃんを皮膚科に連れ行くと、亜鉛華軟膏という外用薬を処方されることが多いです。

亜鉛華軟膏は20%の酸化亜鉛を含むお薬です。
これは水を弾く力が強く、皮膚を保護する作用があります。

また、このほかにも症状や重症度によって、
ワセリン(皮膚の保湿)、抗真菌剤(カンジタ感染)、ステロイドなど
他の薬を処方される場合もあります。

アメリカで買える市販薬

アメリカの薬局でも日本の亜鉛華軟膏と同じ成分のクリームを買う事ができます。

商品名Desitin
画像Desitin
有効成分zinc oxide (酸化亜鉛)
配合量13%
保存方法20〜25℃の室温
値段Amazonで$7程度(4.8 oz)

Desitinは現在3種類の製品が売られています。

こちらの記事で詳しくその違いを解説しているので、気になる方は一度目を通してみてくださいね。

病院にかかるべき目安

Desitinの公式HPに病院を受診すべき目安が記載されていました。

おむつかぶれを
軽症から順にSlight < Mild < Moderate < Moderate to Severe < Severeの5段階に分けられて解説されています。

公式 HPではModerate to Severe とSevereのベビーは病院に連れて行ってね!とのこと。

薬剤師ママ

見た目や症状が載っているので、一度目を通すと良いですね

最後に

本記事ではアメリカで買えるおむつかぶれの薬を紹介しました。

日本で使われているものと同じ成分の薬を買うことができると安心ですよね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

日本では薬剤師として勤務。夫の仕事の都合で、2021年に渡米。現在は夫と息子の3人、ニューヨークで暮らす。
日米のお薬事情の違いを解説するブログメディア「くすらぼ」を運営中。そのほかにもNY生活で役立つ情報も同サイトで紹介。薬剤師×ママの目線で情報発信中。

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